回らない・回転速度が上がらない

回らない・回転速度が上がらない

  • 1. モータに適切な電圧が入力されていない
  • 2. ブレーキが解放されていない(ブレーキ付きギアモータの場合のみ)
  • 4. 据付、連結、負荷、運転条件に関するトラブル
  • 5. コンデンサが破損している(単相モータの場合のみ)
  • 6. ギアモータの故障

1. モータに適切な電圧が入力されていない

モータの入力電圧をテスタ等で確認し、モータの電圧仕様に合った適切な電圧が入力されているか確認してください。
適切な電圧が入力されていない場合、以下のような原因が考えられます。

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.1.1.1電源-モータ間が断線している導通状態を確認するカタログや取説に記載の配線が正しくされており、導通していること電源-モータ間の導通状態を確保する電源-モータ間の導通確認
2.1.1.2電源-モータ間の電力不足電圧を測定する製品銘板に印字されている電圧がモータ端子間に印加されていること電源-モータ間に適切な電圧を印加するモータへの入力電圧測定
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2. ブレーキが解放されていない(ブレーキ付きギアモータの場合のみ)

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.1.2.1電源-ブレーキ間が断線している導通状態を確認するカタログや取説に記載の配線が正しくされており、導通していること電源-ブレーキ間の導通状態を確保する電源-ブレーキ間の導通確認
2.1.2.2電源-ブレーキ間の電力不足電圧を測定するカタログや取説、HP製品詳細ページのブレーキ電圧がブレーキ端子間に印加されていること電源-ブレーキ間に適切な電圧を印加するブレーキへの入力電圧測定
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4. 据付、連結、負荷、運転条件に関するトラブル

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.1.4.3チェーン・Vベルトの張り過ぎチェーン・Vベルトの張り具合を確認するチェーン・Vベルトが張り過ぎでないことチェーン・Vベルトの張り具合を下げる
2.1.4.4出力軸との連結ができていない回転軸の連結状態を確認するキーの挿入忘れ、カップリング等の連結部品ネジ締め忘れがないこと装置とギアモータを正しく連結する
2.1.4.1装置負荷が許容値を超えている運転時のギアモータ電流値を測定する製品銘板に印字されている定格電流値以下であること装置・ワークの負荷を下げる、ギアモータの再選定装置・ワークの負荷を下げる、ギアモータの再選定
2.1.4.2出力軸がロック状態となっている装置・ワークの状態を確認する回転軸のロック・ワークがあて止め状態でないこと装置が動作できる状態にする
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5. コンデンサが破損している(単相モータの場合のみ)

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.1.5.1コンデンサが破損しているコンデンサ容量を測定するコンデンサに記載されている容量の許容範囲内であることコンデンサの交換コンデンサの容量測定
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6. ギアモータの故障

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.1.6.1【ギアヘッド部】歯車、軸受、軸の破損、摩滅ギアモータ単独での運転状態を確認するギアモータから異音がせず、回転動作が安定していることギアモータの交換
2.1.6.3【ブレーキ部】ブレーキギャップ不良ブレーキギャップ量を測定するカタログや取説に記載のギャップ限界量以下であること適切なブレーキギャップ量を確保するブレーキギャップ測定・調整
2.1.6.5【ブレーキ部】異物の噛み込みブレーキを分解し内部の状態を確認するブレーキ内部に異物の噛み込みや、固着がないことブレーキ内部の異物を除去する、ブレーキの交換ブレーキギャップ測定・調整
2.1.6.2【モータ部】モータコイルの破損(断線・焼損)ギアモータのモータ線間抵抗を測定するゼロやOL/OFが出ないことギアモータの交換モータ抵抗値の測定
2.1.6.4【ブレーキ部】ブレーキコイル 破損(断線・焼損)ブレーキの線間抵抗を測定するゼロやOL/OFが出ないことギアモータまたは、ブレーキの交換ブレーキ抵抗値の測定
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