モータの入力電圧をテスタ等で確認し、モータの電圧仕様に合った適切な電圧が入力されているか確認してください。
適切な電圧が入力されていない場合、以下のような原因が考えられます。
分類No. | 原因 | 検査要領と処置 | 判断基準 | 対策 | 詳細情報 |
2.1.1.1 | 電源-モータ間が断線している | 導通状態を確認する | カタログや取説に記載の配線が正しくされており、導通していること | 電源-モータ間の導通状態を確保する | 電源-モータ間の導通確認 |
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2.1.1.2 | 電源-モータ間の電力不足 | 電圧を測定する | 製品銘板に印字されている電圧がモータ端子間に印加されていること | 電源-モータ間に適切な電圧を印加する | モータへの入力電圧測定 |
分類No. | 原因 | 検査要領と処置 | 判断基準 | 対策 | 詳細情報 |
2.1.2.1 | 電源-ブレーキ間が断線している | 導通状態を確認する | カタログや取説に記載の配線が正しくされており、導通していること | 電源-ブレーキ間の導通状態を確保する | 電源-ブレーキ間の導通確認 |
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2.1.2.2 | 電源-ブレーキ間の電力不足 | 電圧を測定する | カタログや取説、HP製品詳細ページのブレーキ電圧がブレーキ端子間に印加されていること | 電源-ブレーキ間に適切な電圧を印加する | ブレーキへの入力電圧測定 |
分類No. | 原因 | 検査要領と処置 | 判断基準 | 対策 | 詳細情報 |
2.1.4.3 | チェーン・Vベルトの張り過ぎ | チェーン・Vベルトの張り具合を確認する | チェーン・Vベルトが張り過ぎでないこと | チェーン・Vベルトの張り具合を下げる | |
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2.1.4.4 | 出力軸との連結ができていない | 回転軸の連結状態を確認する | キーの挿入忘れ、カップリング等の連結部品ネジ締め忘れがないこと | 装置とギアモータを正しく連結する | |
2.1.4.1 | 装置負荷が許容値を超えている | 運転時のギアモータ電流値を測定する | 製品銘板に印字されている定格電流値以下であること | 装置・ワークの負荷を下げる、ギアモータの再選定 | 装置・ワークの負荷を下げる、ギアモータの再選定 |
2.1.4.2 | 出力軸がロック状態となっている | 装置・ワークの状態を確認する | 回転軸のロック・ワークがあて止め状態でないこと | 装置が動作できる状態にする |
分類No. | 原因 | 検査要領と処置 | 判断基準 | 対策 | 詳細情報 |
2.1.5.1 | コンデンサが破損している | コンデンサ容量を測定する | コンデンサに記載されている容量の許容範囲内であること | コンデンサの交換 | コンデンサの容量測定 |
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分類No. | 原因 | 検査要領と処置 | 判断基準 | 対策 | 詳細情報 |
2.1.6.1 | 【ギアヘッド部】歯車、軸受、軸の破損、摩滅 | ギアモータ単独での運転状態を確認する | ギアモータから異音がせず、回転動作が安定していること | ギアモータの交換 | |
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2.1.6.3 | 【ブレーキ部】ブレーキギャップ不良 | ブレーキギャップ量を測定する | カタログや取説に記載のギャップ限界量以下であること | 適切なブレーキギャップ量を確保する | ブレーキギャップ測定・調整 |
2.1.6.5 | 【ブレーキ部】異物の噛み込み | ブレーキを分解し内部の状態を確認する | ブレーキ内部に異物の噛み込みや、固着がないこと | ブレーキ内部の異物を除去する、ブレーキの交換 | ブレーキギャップ測定・調整 |
2.1.6.2 | 【モータ部】モータコイルの破損(断線・焼損) | ギアモータのモータ線間抵抗を測定する | ゼロやOL/OFが出ないこと | ギアモータの交換 | モータ抵抗値の測定 |
2.1.6.4 | 【ブレーキ部】ブレーキコイル 破損(断線・焼損) | ブレーキの線間抵抗を測定する | ゼロやOL/OFが出ないこと | ギアモータまたは、ブレーキの交換 | ブレーキ抵抗値の測定 |