【FAQ0008】クラッチ/ブレーキ付ギアモータは、インバータ運転できますか。

インバータ運転できます。

但し、使用可能周波数範囲は、5Hz~60Hzとなります。

 


クラッチ/ブレーキ付ギアモータは、回転が速すぎるとクラッチ/ブレーキが滑ってしまう恐れがあります。

60Hzを超える周波数で運転した場合、正常に動作しない可能性がありますので、

5Hz~60Hz の範囲でお使いください。


当社クラッチ/ブレーキ付ギアモータを汎用インバータで運転する場合の

一般的な注意事項は下記の通りです。


●低速運転では「モータの冷却効果の低下」や「インバータのトルク補償機能」などにより、

  異常な温度上昇を起こすことがあります。ご注意ください。


●当社クラッチ/ブレーキ付ギアモータは定トルクモータではありませんので

  低速運転領域では、出力トルクが低減する可能性があります。

  なお、インバータ運転時のモータのトルク特性は、組み合わせるインバータの種類や制御⽅法によって

  大きく異なります。必ず装置に取り付けた実機にてご確認ください。


●クラッチ/ブレーキの配線はインバータをバイパス(インバータの一次側から供給)させてください。

  電圧変動によってクラッチ/ブレーキの作動不良を起こす可能性があります。


●400V級インバータで運転する場合、サージ電圧がモータ端子間に発⽣し、その電圧によって

  モータの絶縁を劣化させることがあります。サージ電圧を抑制するには、⼀般的に電圧の⽴ち上がりを

  抑制する⽅法(出⼒リアクトル)と波⾼値を抑制する⽅法(出⼒フィルタ)があります。

  なお、上記は⼀般的な⾒解ですので、詳しくはインバータメーカとご相談ください。


疑問・問題が解決されたかご意見をお聞かせください

ご意見・ご要望・ご感想をお寄せください

ご記入いただいた内容に対しての回答はいたしかねます。