技術情報
【注意事項】
● 下表は2025年9月現在の代表例です。サーボモータの仕様は変更される場合がありますので、ご発注時には、サーボモータフランジ寸法、当社減速機モータ取り付け部寸法を必ずご確認ください。
● 下表は各々標準仕様のサーボモータに関するものです。オイルシール付などのオプション仕様品については取り付け可否を必ず上記の入力軸・フランジ形状詳細図でご確認ください。
● 詳細は最寄の当社営業所もしくはCSセンターまでお問い合わせください。

注1.サーボモータのフランジ角寸法と減速機のサーボモータ取り付けフランジ角寸法が異なります。ご注意ください。



選定手順
高剛性減速機は、以下の手順で選定が可能です。詳しくはカタログをダウンロードください。
- 1 使用条件から出力軸側にかかる平均負荷トルクの算出
- 2-1 平均出力回転速度の算出
- 2-2 減速比の決定
- 2-3 平均入力回転速度の算出
- 2-4 最高入力回転速度の算出
- 3 使用条件が性能表の値を満たすか確認
- 4 使用するモータを選定し、取付可能なモータ取付フランジ種別を選択する。
- 5 減速機の寿命時間の算出
モータの取り付け
- 入力軸継手を回して入力軸継手締結ボルトの頭をフランジ上部の入力軸継手締結用レンチ穴に合わせます。
- 入力軸継手インロー部及びモータ出力軸の防錆剤・油分等をふき取ります。
-
モータを減速機本体に挿入します。
※ブッシュ付の場合は、ブッシュの切り割りと入力軸継手の切り割り位置を図1のように合わせてください。
また、モータ軸にキー溝がある場合はブッシュの切り割りとキー溝の位置を図2のように合わせてください。 - モータと減速機のフランジ部を下表に示すモータ取付ボルトの締付トルクで締結します。
- 入力軸継手締結ボルトを下表に示す締付トルクで締結します。 ※入力軸継手にフランジ種別対応軸を挿入しない状態で、締結ボルトを締めないでください。
- 入力軸継手締結用レンチ穴に、付属品のゴムキャップを取り付けます。

図1 キー溝なし

図2 キー溝あり
ボルトサイズ | 締付トルク(N・m) |
M3 | 1.6 |
M4 | 4.4 |
M5 | 8.3 |
M6 | 14.2 |
【参考】
ボルトの強度区分(JIS B 1051)は、12.9の場合とする。


入力軸継手締結ボルトの締付トルク(参考値)
ボルトサイズ | 締付トルク(N・m) |
M4 | 5.4 |
M5 | 10.8 |
据え付け方法
- ● 振動のない機械加工された平面にボルトでしっかりと締めてください。
- ● ボルトは下表に示す締付トルクにて締め付けください。
- ● 基礎が悪い場合や取り付け面の平面度が出ていない場合は、運転中に振動が発生し、減速機の寿命を縮めることがあります。
- ● 取り付け面の平面度は0.1mm以下になるようにしてください。

ボルトサイズ | 締付トルク(N・m) | |
装置側被動軸締結ボルト | 据え付け固定ボルト | |
M4 | 5.4 | - |
M5 | 10.8 | 8.3 |
M6 | - | 14.2 |
M8 | - | 29.4 |
【参考】
ボルトの強度区分(JIS B 1051)は、12.9の場合とする。
推奨ボルト:六角穴付きボルト(JIS B 1176)