歯車技術の歴史は3000年以上ともいわれますが、その進化は今なお続いています。
当社は独自の歯切盤を開発し、1987年には日本で初めて高減速比ハイポイドギア「HRH(High Ratio Hypoid)Gear」の開発·量産化に成功しました。
HRHギアは、一対の歯車で最大1/360という高減速比を実現できる点が大きな特長で、機構全体の大幅なコンパクト化に貢献します。
現在は1/120までの減速比を実製品として採用しています。
さらに、ピニオン径の拡大や噛合い率の向上により、強度·静音性·耐久性など多方面での性能向上が見込まれ、幅広い分野で高い評価をいただいています。
| スパイラルベベルギア | ハイポイドギア | HRHギア (High Ratio Hypoid gear ) |
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| 減速比 | 1/ 1 ~ 1/ 10 | 1/ 3 ~ 1/ 15 | 1/10 ~ 1/360 |
| 歯面仕上げ | 歯切 ・ CBN歯研 ・ 砥石歯研 | 歯切 ・ CBN歯研 ・ 砥石歯研 | 歯切 ・ CBN歯研 |
| 効率 | 99%以上 | 96%未満 | 90%未満 |
| オフセット量 | なし | ギア外形 20% 未満 | ギア外形 30% 未満 |
| ピニオン | 5枚から | 5枚から | ギア1枚から4枚 |
| 歯形 | Gleason 歯形 | Gleason 歯形 | 特殊曲面 |
| セルフロック | なし | なし | あり(1/30以上) |
HRHギアは、一対で高い減速比が得られるので、歯車装置内の部品点数(歯車やベアリングなど)を減らすことが可能になり、軽量・コンパクトな歯車装置の設計ができ、コスト低減やメンテナンス性向上が図れます。
| 事例 | スパイラルベベルギア | ハイポイドギア | HRHギア (High Ratio Hypoid gear ) |
|---|---|---|---|
| ベベル 1/2+平 1/5+ 平1/6 3段減速機 |
ハイポイドギア 1/5 + 平 1/12 2段減速機 |
HRHギア 1/60 1段減速機 |
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ピニオン軸をオフセットすることで、ピニオンの外径と噛合い率が拡大し、歯元部断面積が増大し強度が向上します。さらに、高い噛合い率により、歯部面圧強度が向上し、耐ピッチング性·耐トルク性も向上しますので、歯車装置の耐久性向上に貢献できます。
| スパイラルベベルギア | ハイポイドギア | |
| モジュール | 2 | |
| 歯数比 | 5×75 | |
| ピニオン外径 | ー | 30%UP |
| ピニオン配置位置 |
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ピニオン軸をオフセットすることで、高い噛合い率が得られ歯車回転時の振動が抑制され、衝撃も緩和されるので、静音性が向上します。
これにより、ベベルギアで発生しやすい”歯面衝撃音"が抑制され、歯車装置全体の静音性に貢献できます。
| オフセット位置 | A.C.(Above Center) | B.C.(Below Center) |
|---|---|---|
| ネジレ方向 | ギア - 左ネジレ ピニオン - 右ネジレ |
ギア - 右ネジレ ピニオン - 左ネジレ |
| ピニオン配置位置 |
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ニッセイの減速機にも搭載しています。
また、あらゆる業界にも量産実績があり貢献しています。
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