音、振動が大きい

音、振動が大きい

  • 1. モータに適切な電圧が入力されていない
  • 2. ブレーキが解放されていない(ブレーキ付きギアモータの場合のみ)
  • 4. 据付、連結、負荷、運転条件に関するトラブル
  • 6. ギアモータの故障

1. モータに適切な電圧が入力されていない

モータの入力電圧をテスタ等で確認し、モータの電圧仕様に合った適切な電圧が入力されているか確認してください。
適切な電圧が入力されていない場合、以下のような原因が考えられます。

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.3.1.1電源-モータ間が断線している導通状態を確認するカタログや取説に記載の配線が正しくされており、導通していること電源-モータ間の導通状態を確保する電源-モータ間の導通確認
2.3.1.2電源-モータ間の電圧不足電圧を測定する製品銘板に印字されている電圧がモータ端子間に印加されていること電源-モータ間に適切な電圧を印加するモータへの入力電圧測定
ページトップへ↑

2. ブレーキが解放されていない(ブレーキ付きギアモータの場合のみ)

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.3.2.1電源-ブレーキ間が断線している導通状態を確認するカタログや取説に記載の配線が正しくされており、導通していること電源-ブレーキ間の導通状態を確保する電源-ブレーキ間の導通確認
2.3.2.2電源-ブレーキ間の電圧不足電圧を測定するカタログや取説、HP製品詳細ページのブレーキ電圧がブレーキ端子間に印加されていること電源-ブレーキ間に適切な電圧を印加するブレーキへの入力電圧測定
2.3.2.3ブレーキ用リレーが故障しているリレー接点の状態を確認する接点が正常に作動していることリレーの交換ブレーキSSRの動作確認
ページトップへ↑

4. 据付、連結、負荷、運転条件に関するトラブル

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.3.4.3負荷の共振共振点をずらす(回転速比、モータ回転数の変更)
2.3.4.4装置負荷が許容値を超えている運転時のギアモータ電流値を測定する製品銘板に印字されている定格電流値以下であること装置・ワークの負荷を下げる、ギアモータの再選定装置・ワークの負荷を下げる、ギアモータの再選定
2.3.4.2出力軸との軸芯の不一致出力軸先の連結部品状態を確認する取説に記載の変位量以内であること出力軸と連結部品の軸芯を合わせる出力軸と連結部品の変位量
2.3.4.1ギアモータの据え付けボルトの緩み据え付けボルトの緩みを確認する取説に記載の締め付けトルクで固定されていることギアモータを正しく固定するギアモータの据え付け固定ボルト締付トルク(参考値)
ページトップへ↑

6. ギアモータの故障

分類No.原因検査要領と処置判断基準対策詳細情報
2.3.6.1【ギアヘッド部】歯車、軸受、軸の破損、摩滅ギアモータ単独での運転状態を確認するギアモータから異音がせず、回転動作が安定していることギアモータの交換
2.3.6.3【モータ部】ファンとファンカバーの接触ファンや、ファンカバー内側の接触状態を確認するファンとファンカバーが接触していないことファンカバーを取付け直す
2.3.6.4【ブレーキ部】ブレーキギャップ不良ブレーキギャップ量を測定するカタログや取説に記載のギャップ限界量以下であること適切なブレーキギャップ量を確保するブレーキギャップ測定・調整
2.3.6.6【ブレーキ部】異物の噛み込みブレーキを分解し内部の状態を確認するブレーキ内部に異物の噛み込みや、固着がないことブレーキ内部の異物を除去する、ブレーキの交換ブレーキギャップ測定・調整
2.3.6.5【ブレーキ部】ブレーキコイル 破損(断線・焼損)ブレーキの線間抵抗を測定するゼロやOL/OFが出ないことギアモータまたは、ブレーキの交換ブレーキ抵抗値の測定
2.3.6.2【モータ部】モータコイルの破損(断線・焼損)ギアモータのモータ線間抵抗を測定するゼロやOL/OFが出ないことギアモータの交換モータ抵抗値の測定
ページトップへ↑
戻る