【FAQ0002】インバータ運転をします。使用可能な周波数の範囲を教えてください。

一般的には、5Hz~120Hzの範囲でお使いください。

※クラッチブレーキ付ギアモータは、5Hz~60Hzの範囲でお使いください。

 

当社インダクションギアモータを汎用インバータで運転する場合の
一般的な注意事項は下記の通りです。


●60Hzを超える高速運転では、振動・騒音が増加します。

  周速が速くなりオイルシールの寿命が短くなることがありますのでご注意ください。


●低速運転では「モータの冷却効果の低下」や「インバータのトルク補償機能」などにより、

  異常な温度上昇を起こすことがあります。ご注意ください。


●当社インダクションギアモータは定トルクモータではありませんので

  低速運転領域では、出力トルクが低減する可能性があります。

  また、60Hzを超える高速運転領域では、定出力特性(回転速度が変化しても出力が一定となる特性)と

  なりますので、回転速度が速くなるとともに出力トルクは低減します。

  なお、インバータ運転時のモータのトルク特性は、組み合わせるインバータの種類や制御⽅法によって

  大きく異なります。必ず装置に取り付けた実機にてご確認ください。


●ブレーキ付ギアモータの場合、ブレーキの配線はインバータをバイパス(インバータの一次側から供給)

  させてください。電圧変動によってブレーキの作動不良を起こす可能性があります。


●クラッチ/ブレーキ付ギアモータの場合、クラッチ/ブレーキの配線はインバータをバイパス(インバータの一次側から供給)

  させてください。電圧変動によってクラッチ/ブレーキの作動不良を起こす可能性があります。


●400V級インバータで運転する場合、サージ電圧がモータ端子間に発⽣し、その電圧によって

  モータの絶縁を劣化させることがあります。サージ電圧を抑制するには、⼀般的に電圧の⽴ち上がりを

  抑制する⽅法(出⼒リアクトル)と波⾼値を抑制する⽅法(出⼒フィルタ)があります。

  なお、上記は⼀般的な⾒解ですので、詳しくはインバータメーカとご相談ください。


<参考>

■当社インダクションギアモータを汎用インバータで運転する場合の

 一般的な注意事項について、下記カタログ内資料をご参照ください。

 ●「MINIシリーズ 15W~90W」総合カタログ

 ●「MIDシリーズ 0.1kW~2.2kW」総合カタログ


■定トルクモータ(インバータモータ)としては、IPMギアモータ(速度制御タイプ)0.1kW~2.2kW がございます。

 インバータ専用モータとその専用インバータの組み合わせになります。ぜひご検討ください。

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