製造技術部門では減速機製品の新製品の立上げ、設備更新計画立案、原価低減の大きく3つの業務があります。その中で私が担当しているのは製造ラインの改善を行い、原価低減することです。原価低減とは製品を製造するためのコストを抑え、利益を大きくすることで、会社に貢献する役割を果たします。
具体的な仕事内容としては製造現場で実際に行われている作業を動画として撮り、各作業にどれくらい時間がかかっているかをまとめます。その中からムダを抽出し、時間短縮のための工程編成の見直し、治具(加工や組み立ての際に用いられる器具)の設計や作業場のレイアウトの変更などを行なっております。
大学の学科は応用化学科でしたが、もともとモノづくりが好きだったので就職先について悩んでいました。しかし、就職活動をしていた時期にたまたまお話した方から「やりたいことをやらせてもらえる企業」としてニッセイを紹介され、興味を持ちました。実際に働いていた方からの話だったので、ネットなどの情報よりも信頼することができました。
現在も費用対効果があると証明されればやらせてもらえているので、言っていたことは間違っていなかったと感じます。
製造技術課のお客様のひとりはニッセイの工場で働いている方で、改善後の状況も率直な意見を聞くこともできます。現場の方から「作業がすごくやり易くなった、ありがとう!」と感謝の言葉を頂ける機会が多くあります。逆に使いづらい工具についても一緒に解決策を考えたりすることがあります。とてもやりがいを感じやすい仕事だと言えるかもしれませんね。
また、新製品を開発する際にも開発の初期段階から作業工程の設計や治具設計などに大きく携わることができます。自分が携わった製品がどれだけ売れているという情報を聞いたり、実際にお客様に使って頂いているところを見かけたりすることがあり、とても励みになります。